今年もあとわずかとなりました。
工房のあれこれ書き留めておきたいと思うのに時間が足りない。
つい先週のことですが、初めて外部から先生をお呼びして講習会を開きました。
博多の戸次染工店5代目の戸次先生です。
地元の九州産業大学でも染色を教えてあります。そしてITOBAの副代表でもあります。
翔工房では綿や麻の化学染めにはシリアス染料を使っています。
染料を混ぜて好みの色を作って煮るだけで手軽に染めれる染料ですが、濃い色に染まらないことと、水洗いに弱いことが難点です。
卒業生の中には作家活動している人もいるので、堅牢度の強い染色法も知っておいてほしいと常々考えていました。
堅牢で鮮やかな反応染料の染色は私も学生のころ一応習ったんだけど、、自信がない。
今回、モニターとして10名の生徒さんに参加してもらいました。
皆さん色鮮やかさに目を見張っていました。
これを糸染めに応用すればと、、自分の制作に取り入れることができると嬉しそう。
反応が良くて安心しました。
戸次先生も普段染色をやっている人達なので、手つきがスムーズで感心しましたとお褒めの言葉をいただきましたよ。
これで決まりです。
来春からの新しい工房で染色教室を開いてもらうこと、承諾をいただきました。
プロが使う染料や技法を翔工房の皆さんに教えてもらえば織りの質が上がりますね。
糸染めだけではなく型染やシルクスクリーンなど深く染色を学ぶ教室になります。
型染は私が受講したい。
翔工房は、工房移転を機に幅広い学びの場になることを目指します。
他にも洋裁教室もしますよ。
自分で染めたり織ったりした布を形にする教室です。
翔工房生でなくても染めに自信のない方や織った布を形にしたい人は参加できますよ。
このブログやインスタやフェイスブックでお知らせしますのでチェックしてくださいね。
翔工房は今年の仕事納めをしました。
織り機が左右にきれいに並ぶ写真もこれが最後です。
もう階段を上がって生徒さんがやってくることはありません。
今度会うのは新しい工房です。
1月はお休みにしましたので、ひとりでゆっくり思い出をたどりながら片付けて、さよならしたいと思います。
あと数日で今年も終わります。
いつも読んでくださりありがとうございました。
良いお年をお迎えください。