
6月はひっそりと希望者だけということで教室再開しました。
自粛休みの間にお家で織ったもの見せてくれましたよ。
翔工房の手織り枠で織った椅子敷き
織りあげていた服地は形になりました。
残り布が(肩付近)台形で、その形のままのポケットに。
初めてのホームスパンの服です。
着るまでには少し時間が空きますが冬が楽しみですね。

左は今から織るマットのサンプル織りを兼ねたミニマット。
右はカード織り。
ダブルフェイス(裏表逆)は大変だったそうです。

皆さんそれぞれ。
私も頑張っています。

モスグリーンの広幅ストール2枚織り上げて、次は、、

今度も広幅。
1mいっぱいにブランケット2枚分の糸を掛けています。
この糸はずいぶん前から持っていたカシミヤの単糸(と言ってもふわふわとろとろのカシミヤではなく腰のある太番手の糸)
マフラーにするには少し撚りが強めで、使い方を考えている間に、半ば忘れかけていたのもの。
撚りが強いので双糸にして撚りを戻してみたらどうだろう?そう考えてるうちに、、ブランケットだと確信。
3キロほどの糸をせっせと双糸にして試し織をしてやっと機にかかりました。

右から双糸にした糸、筬80目/10㎝、筬60目/10㎝。
この後に強めに縮絨して、結局は間を取って筬70目/10㎝で織り始めました。
縮絨ってとても重要です。
多分、筬70目/10㎝と思っていたので読み通りです。
長年の経験で分かってはいるのです。
でも毛織物は織った後の縮絨で表情ががらりと変わります。
だから考えている筬目の前後を試しに織ってみて自分の考えに間違いはないと確信すると安心して織り進めることができます。
安心できると、それ以外のタテヨコ密度がちゃんと揃っているかどうか?とか、細かいところに目配りしながら織り上げることができます。
2枚できるので1枚は先ごろ結婚した姪にプレゼントしようと思っています。
行き先があると織るのが格別に楽しみです。
まだ先行きは不透明な世の中ですが手を動かして物を作り出す喜びはそんな不安を少しは和らげてくれます。
そして密にならない程度での人との交流も同じく気持ちを和らげてくれます。
私にとって教室は明日も頑張ろうという気持ちのもとになっています。

めっきり爺さんになってしまったラム。
ぼてぼてと歩く姿も哀れです。
時々勝手に転んでいます。
私がくつろぐとピタッと体をくっつけて寝てます。
お互い長生きしなくちゃね。