
今年は桜染めするよ~と言ったものの染めるまでには下準備があれこれ、、
糸の綛上げをしたり精練をしたり濃染処理もしなければ、、
もたもたしているうちに福岡では開花宣言が出てしまいました。
今朝、生徒のFさんがご主人と桜の枝切りの手伝いに来てくれました。
仲の良いご夫婦です。
お宮さんの桜の枝をくださいと宮総代さんにお願いして許可は出てるのですが、一人で採りに行ったら花泥棒と間違えられるだろうなと心配していましたが3人だと堂々と行けました笑
しかもちょっと高い位置にあるので脚立がいるな~、こけたらいやだな~と躊躇していたので大助かりでした。
ノコギリもうちのと違いサラサラと切れ味のいいこと。
、、うちにも男は居るのですがただ今喧嘩中でして、、
ということで早速染液の煮出しから。

ナタで出来るだけ断面を広く出すように切る。
目いっぱい膨らんだ蕾をむしり取るのは物凄い罪悪感を感じます。
なので、精一杯の技で糸をきれいな桜色に染め上げて美しい桜色の布を織りあげることでお許しいただきたいと念じながらの作業です。
最初の染液には黄色の色素が多いのでもったいないけど捨てる。
これから暫くは桜の枝を煮出して、漉しての日々。
ワクワク。
その前に私はこれを織り上げなくては。

一段づつ手で綜絖の開口を確かめながらの亀の歩みで織っていますが何故か楽しい。
春うらら。