
毎朝の散歩道。
あぜ道にへばりつくように咲く紫の花が日に日に広がって美しい、、調べてみればキランソウとか。
都会暮らしの退屈しているの孫達と歩いたらどんなに楽しいだろうと思う。
田舎だから1時間散歩しても(そんなにしないけど)誰とも会わない。
教室閉めてから毎朝、ごはん食べるたびに今日は何曜日?と一瞬考えてしまう今日この頃。
毎日日曜日みたいなもんですからどうでもいいのですが、、
お家仕事なので篭るのはちっとも退屈はしないのですが、
教室は台風でも休んだことがないのでとても変です。
誰にも邪魔されないで篭って織物三昧したい、が、実現したのにちっとも面白くないのはなぜ?
皆とテーブルを囲んでわいわいがやがやお昼ご飯を食べるのがどんなに楽しいことだったのか。
まだ、半月しか経っていないのに豊かな時間を過ごしていたことに感謝する日々です。
またそんな日が来るまでと勉強は続いています。
やりたくても出来なかったことシリーズ。
インドだろうかラオスだろうか、産地は不明ですが300グラムの手紡ぎ茶綿。
誰かに頂いてほったらかしにしてうん10年。
二玉あって一つは二本取りで約200グラム」
もう一つは一本で約100グラム
(写真の玉は一本の方)
ということは二本取りの方を経糸にか?と思って整経したら最後にコロンと小石が、
なるほど整経するときに少し重いくらいが安定しやすいってことだね。
なんだかほっこりしてつまんでみると赤土がばぱらぱらと手に落ちる。
封印されていた時にタイムスリップしてその当時の空気がふわり漂った気がしました。
人の手のぬくもりもね。
気分は田舎の道端で土煙をかぶりながら糸紡ぎするばぁさん。
そして木陰で木に経糸結んで腰機で布織ってるばぁさん。
周りで鼻垂らした子供たちが歌ったり踊ったり 完全タイムスリップ
ただしマスクして作業しないと鼻ムズムズ鼻。


経糸を密にしたので糸が切れると思ったけれどスイスイ織れた。
ぱさぱさしてるようだけど精練していないから油分があるのでしょう、一度も切れずに整経から織り上がりまで一日で終わった。
自分で紡いで藍染めした糸をデザインで織り込もうとけどやめた。
糸から溢れてくる素朴さ力強さで充分。
房の始末をして精練すればきゅっと目が詰まって男前な巻物になると思う。
全国を自転車で回っている日野正平さんに巻いてもらったら似合うね。
さて次は何しよう。

昨年の今頃切り倒された翔工房の壁紙のような存在だったクヌギ。
さよならではなかった。
落ちた実から新しい芽吹き。
ちょっと大きいから気が付かないうちに育っていたんですね。
新しい家に移ったら植え替えよう。
自然は美しいだけでなく力強い。