ITOBA展用の茜を織り始めたいのだけどそうはいかない。
販売用の七夕織りが思いのほか時間が掛かっている~。
経糸はラミーの泥染め。
緯糸はタッサーシルク。
泥染めの漆黒のあまりの美しさについ手を出してしまった。
着尺用で細い。なのでやたら切れる。
そして昨年織ったタッサーシルクの残りが木枠に巻きっぱなしも気になるからついでに片づけようと打算的な考えで始めてしまった
この二つを合わせて花織りしたら良い布ができると思ったことは間違いなくて納得のいく布だとは思うけど、、やたら糸が切れるので時間が掛かる。
早く織って小物に仕立ててもらわないとITOBA展に間に合わない。
教室の合間に前に織った茜布の残布も解いている。
S撚り、Z撚りを交互に織った布だったので面倒くさいことになるかと思ったけれど意外と簡単で2本づつ引っ張ればするすると解けていく。
ゴルフボール3個位だけどこれとてもきれいな赤なのでぜひ使いたい。
今度のITOBA展に出す作品はこれまで織ってきた茜布の残糸を使う。
20年ぐらい前に染めたものもある。
その時その時の精一杯の茜糸。
出来上がりは頭の中にしっかりある。
私の原風景の夕日の色の形、、泣けるような赤い布になるはず。
※失敗の可能性は大だけどね
早く織り始めたいだけどそうはさせてくれない残念な日々。
今日はITOBAの打ち合わせで福岡へ行ってきました。
生徒さんたちが翔工房へ通ってくれる唯一の公共交通機関の甘鉄に乗って。
冷たい雨に濡れる菜の花の先が翔工房です。
コロナウイルスの脅威に心沈む日々、打ち合わせしながらITOBA展も中止になるかもしれないという情報を耳にし更にショック。
それでも開催を信じて手を動かします。