「ITOBA」とは「糸を使って何々する」という意味です。
博多弁では「糸ば使って、、」となります。
ポスターから
染める、織る、編む、紡ぐ、刺す、結ぶ、解く、、多くの技法と技を駆使しし、表現されてゆく『繊維芸術』。
その歴史は古く、また、現在も開け往く未知の世界。
伝統工芸からモダンアート・デザイン・クラフト・テキスタイル等々幅広く奥深い分野。
この心満ちた豊かな分野で活躍する各方面の表現者が集結し『action』を起こす。
九州ここ「博多」にて魅力を開放する門が緩やかに開く!
~繊維表現ことはじめ~
ITOBA
vol.1
たいそうな展示会のようですがまったくその通りです。
事の始まりは友人の織作家と地元福岡の染織関係作家が団体を作って一緒に活動できたらいいね、、から。
福岡県は伝統工芸の博多織や久留米絣が今も衰退することなく元気に続いています。
それに加えて自由な染織活動をする作家もたくさんいます。
美大卒業後もグループで活動している作家さんとも交流があったことから話が広がりITOBAという団体立ち上げとなりました。
とは言え、ここまで来るためにずいぶんな思いをしました。
めでたく第1回目がもうすぐ。3月8日から始まります。
開催場所が福岡アジア美術館ということもあり参加作家の気合も入っています。
ぜひ会場に足をお運び頂き各作家の繊維表現の違いや広がりをご覧ください。
で各作家を詳しく紹介していますのでご覧ください。
普段、身に纏うサイズの織物しかしない私ですが、タペストリーに挑戦しました。
茜の紡ぎ糸はたくさん持っているのでそれを使いました。
織っても織っても終らない横二重織りでした。
1メートル幅で4,5メートル。
生涯でこんなに織り機に座りっぱなしのことも初めてでした。
後は二枚を接ぎ合わせるだけです。
とりあえず今夜はゆっくり眠れそうです。
次回はITOBA展の詳しい内容をお知らせします。