
元旦の朝。
いつもと変わりなくラムとの散歩から始まる。
昨夜は年越しで賑わった氏神様も早朝は誰も居なくてひっそり。
ラムと一緒に今年も宜しくとお願いしてきたけれど残念なことにお賽銭を忘れたのでどうかな?
冬枯れの景色の中にひっそり埋もれている我が家に向かって帰る道。
昨日までの慌ただしさは何処かへ吹っ飛んで穏やかで清々しい気持ちになる。
この気持一年中を持ち続けて歩けますようにと心に念ずる。

毎年変わり映えしないお節を囲んで。
お屠蘇を頂いて、ひと箸づつ鯛の身を頂いておめでとう。
息子夫婦に新しい命が宿ったそうでおめでとう。
母は赤ちゃんが見れるように長生きするそうでおめでとう。
今年はまた忙しくなりそうな気配です。
二日はお客様で賑わってそれぞれの家族の話しで盛り上がって楽しかった。
若い頃はお手伝いさんのようにこき使われている気がする一番嫌な日だったのに。
、、お母さんビール何本持ってきましょうかと気を遣う嫁に若い頃の自分を重ねる。

三日目。
嫁も実家の戻って、母も病院に帰って居ないのでのんびり朝寝坊。
先ずは鏡餅片づけ。
工房の分と合わせて二重ねの餅を無駄なく食べきるには包丁が入る今しかないので切り分けてとりあえず冷凍しておくことに。
やっと昼から仕事始め。

個展に向けての資料作りがまだ終わらない。
今回は作品カードに原毛の名前や糸番手、染料名、技法などきちんと記したものを付けるのですがデータを取っていないものがある。
残糸探しやデータ探しで時間を取られています。
(生徒さんにはいつもデータを取っておくように口やかましくいっているのですが実は私が一番だめかも)
年末に終わらせたかったことですがあと少しかかりそうです。
その後はホームスパンのことや制作工程の説明文を書くこと、これが一番苦手で頭の中にはあるのですが言葉が出てこない。
三枝古都さんの「ホームスパンの技法入門」を読み直しすればすっきりしそうな気がしますが。
個展が終わらないことには落ち着かない年始めですが、1月は若い生徒さんが二人も入会しますのでまた賑やかなになりそうです。
皆さまどうぞ今年も宜しくお願いします。