我が家の台所の窓には鮫が泳いでいます。
お盆に遊びに来た孫がばぁーばにお土産とくれたものです。
ありがとうと言ったものの何だか分からずにいたらママが鮫の折り紙よと説明してくれました。
なるほど歯も眼もある。赤い舌(?)が怖そう。
今朝の鮫の向こうの景色は優しい秋の空気が流れ始めた感じがしました。
8月も残り少なくなって織り関係の方々は今シーズンの準備に熱が入り始めた頃では。
私もじゃんじゃん紡いでいますよ。
ジャコブの経糸は紡ぎ終わり次は緯糸。
チェビオットをイルガラン染料で濃紺に染めたものです。
緯糸は半分は双糸にして平織りに表情を加えようと思っていますがどうなるか?
並行して茜の仕事も進めています。
茜を明礬、酢酸クロム、銅媒染で染めたものにこげ茶の自然色を少し混ぜざっくりハンドカードかけしたものです。
機械カードでは出ない色のグラデーションです。
時間がかかりますがこれは譲れない私の茜仕事です。
先日仕上げた薄いストールも完成しました。
優しい紫色はコチニールで染めたものをブレンドしています。
パステル調の色は私には使えない色だと思っていましたがそうでもないと思いました。
先日、ラムとの散歩道、川を眺めていた草亀がぷか~んと浮かんできて一呼吸して静かに沈んでいきました。何だか分からないけれどドキッとして脳裏から離れません。
亀、日々何を思って暮らしているのか聞けるものなら聞いてみたい。
8月の終わりは何だか切ない思い出があれこれ浮かんできます。
紡ぎ車を回しながら人生を振り返っております。