5月の植物は元気がいい。
見慣れた我が家の庭なのに見飽きない。
今の時期の植物は日々成長していて我先にと天に向かって伸びている。
寄せ植え作家さんの鉢植えの櫨の枝ぶりが見事で買い求めたものが鉢ごと外に放置していたら大木になってしまった(鉢が素敵だったけど巻き込んでしまっている)
もう2階の屋根まで届く高さ。
姑が生きていたら庭に櫨を植えるなんてと嘆くに違いない。
花も咲くようになったのでそのうち実がなったら蝋燭でも作ろうか。
何より紅葉が素晴らしい。
ニオイバンマツリもこんなに大きくなるのならもっと広い場所に植えておけばよかった。
地元の農業まつりで珍しい木だからと言われて買い求めたけれど今ではちっとも珍しくない、どこにでもある。
けれど花の華やかさと濃厚な匂いで夏の到来を実感する。
これはインド藍。
昨年宮古島で頂いた種が発芽して夏にはたくさんの枝をつけてくれてた。
越冬はしないと言われていたので種を採って春に植えようと思ったのですが何処かにしまい忘れて、、残念。
ところが何と一本だけ越冬していて新芽が出ています。
我が家は内陸部で冬は結構気温が下がるし地植えだし、、不思議、成長が楽しみです。
今年は畑も順調です。
植えてまだ半月ぐらいで丈も30㎝もないのに実がたくさん付いて重そうなので収穫。
お昼にジャコと炒めてみましたが爽やかな苦みは夏の味。
忙中閑と言うのでしょうか3日間教室もなく用事もなかったので静かに引きこもって2台の機に掛け持ちで座っておりました。
暇な時しか織が出来ないというのも何だか変ですが。
着尺糸のストール。草木の色の美しさに引き込まれて無心に織れます。
リネンのストールは手紡ぎ木綿をアクセントにスエディッシュ織り。
ろくろ機で織るのはコツが要りますが久しぶりに初心に戻って。
仕上げでたぶん可愛い模様が浮かび上がるはずです。
このところ真夏の暑さが続いていますが
麦秋の夕暮れはもの寂しいです。
今日はぬぬパナの主宰、浦さんが亡くなられたことを知りました。
昨年、可愛がっていらっしゃる若い作家さんにちょっとお世話を依頼されたことがありました。
事が片付いた後とても丁寧なお礼をしていただきました。
なるほど、こうやって若い作家さんたちを見守ってこられたんだと、、頭が下がる思いでした。
、、見習わなくてはと、、良い勉強をさせて頂きました。
これからも空の上から若い作家を見守り続けられることでしょう。
心からご冥福をお祈りします。