久々にホームスパン服地を織る研究生のFさん。
10年ぐらい前の翔工房は服地を織るのを目標にする生徒さんが何人もいました。
原毛1,2㎏を持ちかけてすべてハンドカード。
しかも撚りの多い男性ジャケット用の糸作りに要する時間は相当なもの。
だんだん織る人が少なくなってここ数年は女性用の撚りの少ない服地の方ばかりになっていました。
Fさんは工房生の中では10年以上通っているベテランで服地はこれまで何枚も織っています。
今回はご主人用で色の差の少ないヘリンボーン。
原毛はシェットランドのベージュ、ご主人の好みの色だそうです。
(今年入荷した中で一押しの原毛だったので自分用に隠していたのですが彼女の腕を信じて放出)
出来上がりが楽しみです。
研究生の年に1度の展示会まで3か月。
毎月の勉強会もDM作りの段階になってきました。
テーブルを囲む10人の手に力を感じます。
一カ月間の自分の作品を持ちより意見交換するのもいい刺激のようです。
試行錯誤の成果を一堂に見る日が待ち遠しいです。