何だかんだと忙しくてじっくり座って仕事出来ないうちにGW恒例のオープン工房の初日を迎えました。
今日から5月5日まで工房は休みなしです。
今年も恒例の染三昧GWの始まりです。
ウールの草木染めは1日では染まりません。2日3日がかりの仕事となります。
今年はウールの草木染、藍染めが主となります。
例年、共同作業でやっていた染を今年は個人でしてもらうことにしました。
もう何年も同じことをやっているにもかかわらず一人で染が出来る人が少ないのが翔工房の現実です。
染めはとてもデリケートで難しい作業です。
特に原毛の草木染めは扱いを間違えるとフェルト化して使い物にならないことがあります。
染重ねが出来ない一発勝負なのです。
良い色に染めあがったとしても織り上がったものがガサガサの風合いでは草木で染める意味はありません。
最初からうまくいかないかもしれないけれど失敗を恐れないで自分の力で染めよう、が、今回のテーマです。
そのために染め場に入れるのは最少人数だけ。
どうしてもわからないときにだけ聞きに来てよいことにしています。

今日は2人だけ。
原毛と糸のコチニール染め。
明日には染め上がり。
ひとりでやりなさいとは言っても心配な初日でした。