5分咲きの梅の木の下に帽子美人。
先週に続き工房の1階ではフェルトの帽子作り。
皆作りたくてうずうずしているけど機に糸が掛かっていない人優先。
私はポイントだけで先生は萩さんです。
私はフェルト専門ではないのですが20年ほど前に坂田ルツ子さんに教えてもらったことを皆さんに教えています。
織ることの方が忙しくて常に制作することはありませんが、フェルトを糊に見立てて手織りの布に被せたり繋いだりして利用しています。
さて2月も半ばとなってしまいました。
3月のイベントに向けての制作が続いています。
これはずいぶん前に染めた真綿の桜染です。紡いで糊をかけているので固く見えます。
自分で言うのもなんですがとても美しい儚い色です。
もうこれ以上煮出しても色素は出ないと思うくらいになって初めて濁りのない澄んだ赤い色素が出てくることを知ったのはこれが染まった時でした。
あの時は2週間くらい来る日も来る日も桜染で(生徒さん全員に教えるため2週に渡りました)煮出しては漉すの繰り返しで夜も遅くまで準備したことを思い出します。
手がガサガサに荒れてもう2度としない思ったことでした。
やっと終わってゴミ捨て場にたまった桜の枝をみて自分の分を染めていないことに気づき、少し拾ってまた煮出して染めたのがこれです。
頑張ったご褒美の色は身震いするほど美しかったことを思い出します。
今回、季節が合うのでこれでストールを織って出品しようと頑張っています。