佐賀県の古湯温泉へ。
家からは高速を使うと1時間あまり。
早く着いたので近くにある「佐賀県無形文化財肥前名尾和紙」にお邪魔したら快く見学させていただきました。

紙漉きを始めた時に建てられた家は250年になるそうです。
楮を煮る大きな釜が逆さに。

佐賀銘菓小城羊羹の老舗の包み紙に使われるそうです。知らなかった、こんな高級紙が使ってあるとは。
展示室でたくさんの創作和紙の中から4枚買いましたが、4000円を超えてしまい思わず高いと思ってしまいました。
日常に様々な紙があふれて処理するのにも手間で、何とかならないものかと思うくらいのもの、紙。
ただ同然と錯覚するくらいです。
ところが、ここで作られているのは自然の恵みを人間の知恵と手仕事と言う限界のある労力でを作り出す和紙というもの。
以前は障子やふすま以外にも様々な場面で日常に必要なものだったのに・・・
現代では、どうしても高額になって他で代用してしまっている。
和紙作りは、その質の差を理解してくれる人頼みの仕事となっているのだろう。
重労働と聞く仕事の後継者の事も気になる。
私の仕事と同じ。
けれど、仕事場には若い人が数名。
未来は明るそうでした。
古湯は少しぬるめのお湯が特徴。
草取りで腰を痛めていた夫と、いつも足が痛い実家の母にとっては長く浸かっていていられるので好評でした。
お泊りは、手を汚さないで美味しいものが食べれるので主婦の私にとっても幸せ。
でも山の中の温泉は何もなくて夜が退屈で結局テレビがお供でした。
翌日は山越えして呼子へ。
お昼はイカの生き造り。
お土産はイカの一夜干し。

呼子に来るたびに行くのが名護屋城跡。
桜は5分咲きといったところ

この先に広がる景色は有名な句「太閤がが睨みし海の霞かな」

当時は大阪城に次いでの規模を誇った城も石垣だけ。
朽果てた石垣の間から成長した木か、それとも木が石垣を崩したのか。
歴史上の武将達が今にも現れそうな気がする場所です。
夫や足が悪い母には不評ですが私は何時間でも居たい場所でした。
小旅行、夫・親孝行できたかな。
たった1泊の外出でしたが家に帰ってびっくり。
工房のバラの枝がほとんど無い!
春香ちゃんに剪定してもらったばかりなのに。
恐る恐る春香ちゃんに電話したら、お母さんの検査が入ったらしくてダメだしでばっさり切ってしまったらしい。
あ~ぁ、今年は花少ないだろうな。