茜染は温度管理が大切
染め始めて1時間位で80度になるようにしています。
そのまま2時間ほど同じ温度を保ちます。
その間、何度も1階と2階を行ったり来たり。
管理が大変な染めです。
高温になると茶味が出てきます。
それはそれで渋くていいのですが私のなかの茜色はどこまでも赤く透明感があること。
長年染めてきて段々といい色が染められるようになったと少し自慢できるようになりました。
染める原毛の種類、脂分の残り具合、染料・媒染剤の量、それらでかなりの色の差が出てきますが
一番大切なことは原毛の質を痛めない事と思っています。
アルカリを使う茜染めでポロアス、ハーフブレットなどの柔らかいものがフェルト化せずに染められるようになったのは近年です。
今回はカバードのポロアス。
少し薄めの色に上がりましたがいい色です。
染料の吸収が悪いと思っていたらやはり油分が残りすぎていました。
これまで使っていた固形のモノゲンを液体に替えたのですがまだ要領が掴めていません。
写真を撮っている足元の植木鉢に妙なきのこが・・・
ここ数日の雨と湿気で出てきたのでしょうか、新顔です。