毎年恒例の地元の小学生を招いてのチャレンジ学習。
自分たちが着ている服はどうやってできているんだろう、、というところから始まるお勉強です。
ちょうど弾けたコットンボールを見せて、これから糸を作り、、機織りして、、布が出来上がるまでの説明をします。
人が長い年月をかけて試行錯誤して作り出したことを10歳前後の子供たちに理解してもらうのは難しいです。
そして、みんな同じ色の無い服ではつまらないので色を染めることを知り、いろんな形や色の服を考えて着て楽しんきたことも同じく難しい。
今は服はお店で買うけれど昔はお母さんやおばあちゃんが糸から作ってくれていたんだよと言ってもピンとこない笑
布を織ったりそれを染めたりするところを見たことがないから仕方ありませんね。
ともあれ実際に機織りや藍染めの体験を通して少しでも話したことの片鱗が記憶に残ればと願いながら一緒に楽しんでいます。
今年はトートバックを板締めにして藍染めに挑戦。
ぶかぶかの手袋をして恐る恐る藍液に手を突っ込みます。
そして60数えて布を引き上げて板を外すとワァ~と歓声が上がります。
今の子はとても清潔感が強くて(保護者の影響によると思います)手が汚れるのをとても嫌います。数年前までは男の子だと手が青く染まるのが面白いらしくわざと手袋に藍が染み込むようにしてふざけるのですが、この頃は男の子でも手が汚れるのを嫌う子が増えてきました。
服が汚れることもなくお利巧さんばかりです。
本当は手を真っ青に染めてふざけあって、先生から叱られる姿を見たいのですが、時代ですね。
そうそう、今年はコロナ禍で子供たちもマスクをつけての体験となりました。
、、学校で一日中マスクして過ごしているんだ、この子達、と思うと切なかったです。
工房のマフラー織り体験もぼちぼちやっています。
初めてのこの方も自分でマフラーが織れるなんて夢のようと言ってありました。仕上げの縮絨まで行かなかったので後日取りに来ていただきました。
とても喜んでいただきました。
遠方の方は後日発送です。
2台の機に経糸をかけていますのでほぼご希望の日に参加可能です。
水・木・土曜日と第2,4日曜日です。
年明けも継続しますのでよろしくお願いします。