旅の最終日はとっておきのつづれ織りの帯を見せて頂きました。
どこまでも緻密なつづれ織りはとても人の手で織られたとは思えないものでした。
しかも機械と違って余分な糸を切って処理しているので薄く軽やか(ちょうどこのような帯が日本で売られていたころ私は5年ほど呉服屋でアルバイトしていたので違いが分かります)
日本の着物用の帯ですから日本から中国に発注されたものです。要望に応えるために中国の職人さんがどれほどの技術と時間を費やして織ったものか、、もはや博物館行としか言いようがなかったです。
昨日のデイナーメンバーで二日間いろんな所へ車で連れて行って下さった方のお店で見たものです。
他にも綴れ織りの名品をたくさん見せてもらいました。
ため息をつくだけついてまたお昼ご飯をごちそうになって蘇州の優美な水のある庭園を散策して帰りの空港に向かいました。
空港では江崎さんは大阪、私は東京ということで別行動、、
てな訳なくて、いよいよ飛行機に乗り込むところまで江崎さんにお世話かけっぱなしでした。
この場を借りて、江崎さん最後までお世話ばかりかけました。感謝。
これで旅の報告は終わりです。
見聞きしてきたことは書ききれないほどありますが、これから先、小出しに思い出してひとり楽しみたいと思います。
中国は底知れない大きな存在で脅威を感じる国という印象を持っていましたが、ちょっとだけ覗いた中国は人も景色も日本のお母さんのような国で大らかで温かいものでした。
また行きたいと思います。