ずっと続けていた糸の終活のうねうね布、、織っても織っても終わりそうにないし飽きたので残りは別の方法で消化することにして教室の合間に紡いだ3色の細番手(平均13番手)でストール3枚織りました。
ベージュ、薄茜、深い緑。
私らしくない色の取り合わせとデザインですが巻いてもらいたいと思っている若い人を思い浮かべると細かい格子になってしまいました。1センチにも満たない升目柄は織り端を拾いながら織るので時間がかかりましたが細かい作業もまた楽しでした。
実はこれも染めてカードしたままになっていた原毛でした。
時間がたっていたので再度カードし直し紡いだものです。
ここ2か月程ずっと糸の整理や長年織りためた愚作の整理をしているのですが、一生開けたくないと押し入れに封じ込めていたものを開けるのは勇気が要ることでした。
その中に入っているもののことはよく分っているから。
展示会に出して不評だったもの、仕立ての途中で気に入らなくて未完成のもの、公募展に出したものだけど実際に着るのは仰々しいものetc
これが最後だからと思い切ってケースを開けるのですがやっぱり気が重くなります。
負け惜しみのようですが若い時の紡ぎや織りは力強いので捨てるには惜しい、、だから糸と同じで捨てずに再生を試みてみます。
歳をとるのも大変です。自分が歩いてきた道の×の部分が形として残っているのは精神上よくありません。
ずーっとこんな気持ちでいたものですからブログも書けずにいましたがやっと頭の隅にこびりついていた気がかりが取れてすっきりしました。
気が付けば4月も残り少なになりましたね。
今月は教室にふたり新人さんを迎え更に大所帯になってしまいました。
お二人とも3月で定年退職されてすぐさまの入会でした。
長年の願いが叶いましたとニコニコして機に座られる姿を見ると私もしっかりご指導しなければと思います。
日暮れが遅くなりましたね。
夕飯後の腹ごなしに家の周りをぐるり一周。空に浮かぶ明かりは、、もしやUFO?ではなく高速大分道の照明です。
青麦の向こうの翔工房。
今週末からは毎年恒例のオープン工房になります。
今年はフェルトのスリッパづくり、藍染、草木染の予定です。
もし参加を希望される方はメール、電話でご確認ください。数名でしたら参加可能です。