お釈迦様の桜
甘木鉄道レールバスの今隈駅。電車組はこの踏切を渡って来ます。左上のこんもりした木の向こうが翔工房。
高速大分道の土手の山桜。すぐ後ろは車がビュンビュン走っているのですが気づく人が少ないくらい雑木林化しています。
今年はたった一日で桜が満開となり、そして次の二日間の雨ですっかり色褪せてしまいました。
あっけない花の盛りでした。
花見も酒盛りも無しでした。
桜の時期は人との別れや物事の変わり目の時期で毎年この時期は気持ちが乱れます。
この年になるとこれまでの人生の良いこと悲しいこと嬉しいこと辛いことがいっぱい胸の奥深くにしまい込まれています。
そんなあれこれが桜の季節になるとふわふわと胸の中に沸き立ってどうしようもなく落ち着かなくなるものです。
今年思い出したのは息子が高校を卒業してひとりで就職先の神奈川県に旅立って行った時のことです。
空港までは送って行ったもののその後が心配で一緒に行けばよかったと後悔しました。
やっとメールが来たのは夕方近く。
写真が添付されていて「桜がきれいです。ずーと続いています。商店街のようです。僕の前を歩いていく人は大きなスーツケースを引いているから同じ会社に入社する人だと思います。」確かこんな文章だったと思います。
写真に写った満開の桜とたくさんぶら下がった提灯、、今でも目に焼き付いています。
いつ我慢できなくて帰ってきても叱りはしないと思っていましたが7年目の春を迎えています。
うちの生徒さんの子供さんの中にも何人か子供を送り出す方がいます。
どんな思いで送り出してあるのかしらね。
今年の桜にまつわる思い出となりそうな出来事は何もありませんでした。あ、桜染は頑張った。
明日から4月。ブータンの染色wsとアーティスト展、頑張らねば!